レミ感想

★オレ的真綾千秋楽。…なんだかんだとかわいかったです（笑）いや、もうこればっかりは何が良い悪いじゃなく、最早好みだからっ…！　笑顔とか切ない歌声とか、もうメロメロなのです。

★ところで前回藤岡マリウスを初めて見て、歌もかなりうまいし感情を込めた歌い方も問題なく、かなりいい感触を感じたのですが、実はこの公演後、藤岡さんの「レ・ミゼラブルの小部屋」が当選してしまい、トークショーという事で色々お聞き出来て、非常に有意義な時間が持て、尚の事彼の演じるマリウスが好きになりました。
★さてさて「小部屋」の話は後程するとして、この日の感想をば。

藤岡マリウス

★熱い……非常に熱い。情熱が滾りまくってある意味暴走してます（笑）でもそんな熱血漢なマリウスもいいかと思います。まあ本来マリウスはボンボンで弱っちいですけど、根は思い込みも激しいし、こういったマリウスもアリかな、と思います。つうかぶっちゃけ藤岡さんの演技がすごくいいので、そんな暴走マリウスも案外すんなり見れたという感じです。◎です。
★しかし、エポニーヌに案内されてバルジャンの屋敷に来て門を乗り越えるシーンでは、実は笑いを堪えるのが大変でしたよ、もう！　乗り越える際のその勢いの激しさたるや、マッハで速い！　もう泉見マリウスの１.４倍くらい速い！　ガシャンガシャン揺らしまくって登るその姿は正に山猿。「これがマリウスか～～？」と。いや、非常に情熱的でした（笑）
★その後のシーンでエポニーヌを抱き上げてくるくる回る所では、勢いをつけすぎて真綾エポが立てずたたらを踏んでしゃがみこんだような形になって。ぐふ！　グッジョブ藤岡！！！　ま、真綾たん、可愛かったよ！（笑）いや、足とかひねらないで良かったけど。つうか懸命に藤岡マリも支えていて大変そうでしたが（笑）

真綾エポ

★テナルディエの妻（エポ母）に「貧乏学生（＝マリウス）、娘が夢中だ。どこがいいのやら」と突っ込まれ、ANZAエポはしきりに照れてるんですが、真綾エポは「何いってんのよ！」みたいに強がってて、ンもう、それが可愛いんだわ！で、マリウスの前に行ったら満面の笑み。そして、マリウスの髪に触る前に、自分の服で手をごしごし。……萌（笑）
★それにしても私がいっつも見忘れてしまう密かな見所。バリケードに集まる場面で、エポニーヌが男の子の格好をして現れ、マリウスに見て見て、と見せるシーン。私、このシーンいっつも見忘れちゃうんですよ。舞台の端でやってるし、中心では学生たちがわいのわいのとやってるから、そっちに気を取られちゃって…。で、今回なんか岸さんと岡さんの長身コンビの巨体に見とれてたら、案の定見忘れちゃいました…。とほーーー。結局一度も真綾エポの「見て見て」を見る事叶わず……ぐすん。

マルシアファンテ

★工場で、工場長に「出てけ！」と追い出される場面にて、働いた賃金を貰おうと手を差し出すファンティーヌ。このシーン、マルシアは、手提げ金庫がバタンと閉じられた時、差し出した手を胸の前に引き寄せて怯えちゃうんですが、その演技がすごく好きですね～。本当に頼る術が断ち切られてしまった感じがよく出ていて。

「レ・ミゼラブルの小部屋」藤岡正明・編

★抽選倍率400分の53だったそうで。８分の１か…。そんなに高くもないのか。ちえ。帝劇全席で計算すると1800分の53で中々レア感が高まるのに（笑）でもゲットした整理番号が最後の53っつー私の崖っプチ具合が出ていていいね（何がだ）

★噂のローズルームなる小狭いスペースでのトークショー。前に椅子が二つ並べられ、片方に藤岡さん、片方に東宝の面白いねーちゃん（笑）
★内容としては様々なトーク後、質問コーナーがあり、ファンが挙手して質問するとサイン入りポスターが本人から手渡しされます。で、全体的にぬるいトークショーになるのかも思っていたら（失礼な！）藤岡さん御本人がとてもエンターテイナー意識が高く、トークを盛り上げようとして下さって、本当に楽しいトークショーになりました。

★吉幾ぞうの歌マネでレミナンバー歌ってくれたりして、それが最高に似ててうまい！　なんというか「オラ～だべ」みたいに田舎言葉に歌詞を変換してレミナンバーを歌うの。コゼットとか。面白かった！！
★それから、ファンからの質問で好きな曲は？の質問に、いずれバルジャンを演じてみたい、と仰って、アカペラで「彼を帰して」を１フレーズ歌ってくれたんですが、それがすごく綺麗で最高に良かった。耳家宝です（なんじゃそりゃ）
★後は演じてみたい役は？　の質問にエポニーヌと答え（笑）「♪またあたしひとり～」と歌ってくれたり。 ★藤岡個人として好きなのはどっち？　で迷わずエポニーヌと答えたり（笑）でも「コゼットも大人しそうに見えて、実は真はしっかりしていて（バルジャンを問いつめたりと）強い意志を持っている」とさりげなくフォローも入れてました（笑）

★それからバルジャンが亡くなり、手紙を受取ったコゼットに手を添えているシーン（バックには亡くなった人々）では、藤岡マリウスのみコゼットに何やら話しかけているとの事で。それをファンの方がなんと仰ってるのかと質問したらば「二人で生きていこうね、とかそういうクサイ事を言っています。でも他のキャストは言ってないって聞いてはずかしくなっちゃいました。だからコゼット役の人に、答えてよとお願いしました（笑）」と答えていらして。
★んで、次の時、そのシーン見たら、ああ～ここで二人は「頑張って生きていこうね」と誓っているんだ、と思ったらホントにすげー泣けて来ましたよ！　ビバ、藤岡マリウス！

★ともかく藤岡さん本人がとても謙虚でそれでいてエンターテイナーとして盛り上げる事も忘れず、とても良い方で、ますます藤岡マリウスが好きになれました。こういうイベントはファンとしても嬉しいですね。