ミュージカル 素人の遠吠え……ワオ〜ン

[22]>>>> 2011/4/11

小宮ガブローーーーーーーーーーーーーーーシュっっっっ!
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2011年4月9日(プレビュー公演)/帝国劇場/吉原光夫バル/石川禅ジャベ/平田愛咲エポ/和音美桜ファンテ/稲田みづ紀コゼ/原田優一マリ/三波豊和テナ/阿知波悟美テナ妻/阿部よしつぐアンジョ
土屋研二グラン/小宮明日翔ガブ/蒲生彩華リトコゼ/飛鳥井里桜リトエポ

★おいおい、初っぱなから何を叫んでいるんだ、オレ。

★さぁて、きゃっほーーーい! 今年も始まりました「レ・ミゼラブル」。ここ数年、自分的にちょっと見疲れちゃって、行っても感想もろくに書かずにいたんですが…。やっぱりどんなに好きな舞台でも、あまり行きすぎるのもよくないっすね。今度からは制限しようっと!(と言いつつ、すでに何枚か抑えているワシ…うほっ)

★すわて、今年の初見はプレビュー公演でした。

★で、2011年公演は一部キャストが一新! 私が見た日の初お目見えさんは、吉原光夫バル、石川禅ジャベ、平田愛咲エポ、和音美桜ファンテ、稲田みづ紀コゼ、原田優一マリ、三波豊和テナ、阿部よしつぐアンジョ、土屋研二グランでした。
★私、プレビュー公演というのものを見たのが初めてだったんですが、さすがプレビュー公演、「ありゃりゃ」ってところが散見されましたね〜。アンサンブルの方が歌い出しのタイミング間違えたり、演奏がふにゃふにゃしてる所があったり…。ま、そんな初日特有の緊張感や雰囲気が味わえたのも楽しかったかも(という事にしておく)。

★で、全体としては期待値のあるキャストばかりかなぁ…とも思うのですが、一部気になる所もあったり…。ううむ。ま、私の好みの問題なんですが。

吉原バル
★おお、結構いいぜ! と思いました。
★私、この方を全然存じ上げなかったのですが、制作発表で初めて歌声を聞き、結構いいかも〜と期待していたんですが、期待通りでした。
★ただ、まだプレビューだという事もあってか、演技が覚束ない所(というか深みの足りない所)が多かったように感じました。ただ、この辺は後半になって変わって行くんじゃないでしょうか? そうなれば結構好きなバルジャンかも。歌声が好み〜。
★ただ安定感は(当たり前ですけど)まだまだ足りないので、ホント後半に期待ですね!

禅さんジャベ
★ぜ ん さ ん … !

★いや、ちょっとびっくりした。すごくびっくりした。何ってジャベールなのにどっしr…じゃなくて、歌声が。禅さんの持ち味って優しい歌声じゃないっすか! それが! あんなパワーがあって乱暴な歌い方が出来るなんて…! ぶひゃぁぁぁぁ! もう禅さんの役者としての底力というか手札の多さをがっつり見せつけられました。今回、一番の大ヒットでしたね〜。
★正直、公演前は「どんな禅ジャベなんだろ? ふふふ〜ん」くらいのつもりでいたんです。ま、それなりのものを見せてくれるんだろうと。
★すんません、禅さん。私が甘かった。ごっつすんませんっしたァァァァァァァ!。ホント、こういうのを見た瞬間、役者さんってすっげーなーと思いますね。

★何がって、あーた。すごいって役作りの仕方が。正直禅さんの持ち味って「優しく穏やかな紳士」だと思うんです。だからジャベールみたいな陰湿なタイプって苦手なんだろうと思ってたんですが、見事に「禅ジャベ」を作ってた。しかも無難な役作りじゃなく。「オレのジャベールはこういうジャベールだから」っていう「役の押し出し」をすごく感じた。さすがでしたねー。

★で。その役作りですが。
★「野獣」系。
★……ん? 禅さんなのに野獣…? 珍獣じゃないよ?(おい)でもやっぱりふんわりしてるから、なんかパンダっぽいっていうか(おい)。ホラ、パンダってあんなだけど実は熊だから凶暴じゃん?
★まあとにかく、野獣禅ジャベをご堪能下さい。重そうだから(そこじゃねーたろ!)

エポコゼ
★で、私のスイートタイム・イン・レミゼ。エポコゼっっっっっ。
★むさいおっさんが主役の中で、可憐に咲く2輪の花。スイートマイハート・エポコゼ。
★…んが。ちょっと今回、残念に感じたのがお顔。ミュージカルなんだから歌が上手ければいいとは思うんですが、でも舞台俳優ってそういうもんじゃないというか。夢をみさせて欲しいというか。…すんません。でも私、エポコゼが大好きなんです。オペラグラスで見てニヤニヤしたいんです(変態か)
★…というわけで、今回は途中でオペラグラスさんにお休み頂きました(おーーーーーーいーーーーーーー!)

ガブローーーーーーーーーシュ!
★はあはあ。ひっさびさにガブローシュにきゅんきゅんしてしまった。やっぱガブローシュは可愛いよ! 小宮くん、可愛いね!
★ただ、やっぱりバリケードを乗り越えた後の歌詞は2003年版が好きだな〜。「ちびー犬でもー」のヤツ。変わった歌詞はなんか説明的っていうか、ちょっと感情が乗っていかないというか…。戻して欲しいなあ。

アンジョとマリちゃん
★原田優ちゃんマリは、純情さがちょっと少なめで天然突進系かな? 柵を乗り越えた後、わたわたしてる演技はなんか好きだw
★阿部アンジョは茶髪が似合うイケメンアンジョなんだけど、声にちょっとパワーが足りなく感じてしまう。その所為でちょっとカリスマ性が足りないような…?

和音ファンテ
★まあ、ぶっちゃけ私この方のファンなんですが(笑)悪くない! 良かった!
★ただ個性があまりないのが不満といえば不満。もっと「和音ファンテはこうなんだ!」って個性は欲しいところ。
★でもこの方の持ち味って、パワーあるところなんすよね。ああいうキレイめな声質なんだけど、パワフルな歌歌わせるとハンパねーくらい持ってってくれるんす。だからいっそ「夢やぶれて」はもっと腹の底から歌い上げるくらいの事してもいいのかも。ちょっと丁寧に歌いすぎてる印象もありました。でもこの人、いっつも優等生な演技するんで、そういう方向には持って行ってくれないだろうな〜。


★…と、それぞれそんな感想でした。ただ今回は2階席の後方だったので、なかなかレミゼの世界に入り込めなかった、という個人的な感覚もあるかと思います。
★今後、色々深く見込んでいきたいっすー!
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